アロマテラピーの歴史
近世〜近代
ヨーロッパ
- 14世紀に古代ギリシャ・ローマの古典文化復興を目指す文化運動ルネサンス(再生・復興を意味する)が広がる
- 中国伝来の火薬や羅針盤、活版印刷を改良・実用化する中で印刷技術が発展し、薬用植物に関する書物の出版が盛んになった
- 羅針盤の登場により遠洋航海が可能になると香辛料求めてアメリカ大陸、アフリカ大陸への進出が進み、バニラ、カカオ、チリなどの新植物がヨーロッパに持ち込まれた
- 16〜17世紀に薬草学の専門家である「ハーバリスト」が登場する
- 大航海時代の大洋航海に同行した植物学者は「プラントハンター」と呼ばれ、アジア、アフリカ、中南米などの珍しい植物を見つけて自国へ持ち帰った
- 16世紀頃、植物から精油が抽出されるようになり、芳香目的から治療薬まで幅広く使われた
- ルイ14世の時代、イタリアからフランスの社交界では調香師を雇ったり、イタリア・ネロラ公妃愛用の「ネロリ」のように、香りを身につける人の名前で呼んだりするようになった
- 「オー・デ・コロン」はフランス語の「ケルンの水」に由来し、アルコールとベルガモットを中心とした精油で処方され、ナポレオンも愛用者の一人
- 十字軍遠征から戻った騎士たちの間で流行した賦香(ふこう)革手袋が社交界にも広がった
- 革手袋を製造していた南フランスのグラース地方では香料の生産が盛んになり、「香水の都」と呼ばれ世界的な香料産業の地として有名になった
ジョン・ジェラード
- イギリス人ハーバリストで「The Herball(本草書)」を著した
ジョン・パーキンソン
- イギリス人のハーバリスト
ニコラス・カルペッパー
- イギリス人ハーバリスト
- 「The English Physician」の著者で占星術と薬草をつなげた
カール・フォン・リンネ
- スウェーデン人で、属名と種小名から成り立つ「二名法」という分類法(学名)を作った
ジョセフ・バンクス
- イギリス人プラントハンターで、太平洋地域の植物を採取し、ヨーロッパにミモザやユーカリなどを紹介した
ジョヴァンニ・パオロ・フェミニス
- イタリアで「アクアミラビリス(すばらしい水)」の名で流行していた芳香水を移住先のドイツケルンで売り出す
日本
- 室町時代に香りを楽しむことを基本とする香道という芸道が成立し、香木を焚いて楽しむ聞香(もんこう)が行われた
- 香道には、公家で書・古典の知識が深い学者でもあった三条西実隆の「御家流(おいえりゅう)」と、志野宗信の「志野流(しのりゅう)」2つの流派があり、どちらも将軍足利義政の東山文化も集った文化人が興したもの





