Aromatherapy Note

アロマテラピーの基本

アロマテラピーの素材

植物油

植物の種子や果実からとれる油で、多くは油脂に分類され、親油性(脂溶性)で油脂に溶ける精油とよく混ざる。
皮膚への浸透が高いため、アロマテラピーではトリートメントオイルやクリームを作るときなどに使用され、キャリアオイルベースオイルとも呼ばれる。

スイートアーモンド油

植物性油脂

  • バラ科のスイートアーモンド種子を圧搾して得られる。主成分はオレイン酸
  • 伸びが良く扱いやすい。
  • 古くから化粧品の材料として用いられている。
  • 肌のタイプを選ばずあらゆる肌質に向いている。

オリーブ油

植物性油脂

  • 主成分はオレイン酸(70%以上)。
  • 皮膚への浸透や保湿効果が高い。
  • 美容・医療分野で広く用いられており、薬局などでも販売されている。

マカデミアナッツ油

植物性油脂

  • 主成分はパルミトレイン酸
  • パルミトレイン酸は皮膚に多く含まれるため浸透性が良く、「若さを保つ脂肪酸」と呼ばれる。
  • 酸化しにくく、スキンケアに用いられる。

ホホバ油

植物ロウ(植物性ワックス)

  • ホホバ種子から得られる。伸びが良くて扱いやすく、保湿効果も高い。
  • 精製されたものと未精製のものがある。
  • 低温になると固まるが、常温で戻る。酸化しにくく、スキンケアに用いられる。
  • 植物ロウ(植物性ワックス)に分類される。Point

アルガン油

植物性油脂

  • アルガンツリー種子を低温圧搾して得る。
  • 人間の皮脂成分に近いビタミンEが豊富で抗酸化作用が高い。

水性の素材

精製水や蒸留水といった水、芳香蒸留水などのことでルームスプレーやスキンローション、クレイパックを作るときなどに使用する。
親油性(脂溶性)の精油にはよく溶けるが、水にはほとんど溶けないため、一度エタノールで希釈してから混ぜ合わせる必要がある。

水(精製水・蒸留水、飲料水、水道水)

  • 精製水や蒸留水は、不純物が少なく純度が高く、薬局などで購入できる。
  • 市販の飲料水や水道水も利用できる。
  • 精製水、蒸留水、飲料水、水道水のどれを使っても良い。
  • いずれも冷蔵庫など直射日光が当たらない冷暗所に保管し、開封後は早めに使い切る。

芳香蒸留水

  • 水蒸気蒸留法で精油を製造する際に得られる。
  • わずかに植物の水溶性の芳香成分などが溶け込んでいて香りが豊か。

エタノール(エチルアルコール)

  • 精油がよく溶ける。
  • 精油を溶かしたエタノールに水を混ぜると、よく馴染む。白濁することもあるが使用に問題はない。
  • アロマテラピーでは、薬局などで購入できる無水エタノールや、アルコール度数が高いウォッカなどを用いる。

グリセリン

  • グリセリドという油脂からとれる無色透明の液体。
  • 水やエタノールによく溶ける。
  • 薬局などで購入できる。
  • 植物性のものもある。
  • 皮膚をやわらかくするとされる。
  • 保湿成分があり、化粧水、クリーム、ローションなどの素材として用いられる。

その他の素材

ミツロウ(ビーワックス)

  • ミツバチが巣の材料として分泌する物質。
  • 動物ロウ(動物性ワックス)に分類される。Point
  • 抗菌保湿作用などがある。

クレイ

  • 粉末状にした粘土のこと。
  • カオリンモンモリロナイト(モンモリヨナイト)などがある。
  • 吸着収れん作用などがある。
  • 皮脂や汗、皮膚の汚れを取り除き、毛穴を引き締める。

天然塩

  • 精製されていない塩。
  • ミネラルを豊富に含む。
  • 優れた発汗作用があり、バスソルトに向く。

重曹(炭酸水素ナトリウム、重炭酸ナトリウム)

  • においのしない、白色の粉末。
  • 弱アルカリ性のため、酸性の汚れを中和させ、洗剤や脱臭剤、掃除などに利用される。
  • アロマバスの素材として使用すると湯あたりを和らげ、皮膚をなめらかにする効果がある。

ハチミツ

  • ミツバチが巣の中に貯蔵した、花の蜜から生成されたもの。
  • 保湿作用や抗炎症作用などがある。

シアーバター

  • アカテツ科のシアーバターノキの実からとれるバター状の油脂で、皮膚に浸透しやすく、保湿クリームの素材に適する。
  • 採取現地では、古くから筋肉痛ややけどの治療に使用されてきた。