アロマテラピーの基本
精油の基本
精油の性質
精油は植物の有効成分を抽出した天然の芳香物質であるが、天然のものであっても絶対に安全というわけではないため、ルールを守って使用する必要がある。精油のもととなる植物は学名で分類される。
精油は天然の化学物質が数十から数百種集まってできた揮発性有機化合物。植物は光合成によって二酸化炭素と水から酸素と炭水化物を作り(一次代謝)、その過程で発生したエネルギーを利用してさまざまな有機化合物を生み出す(二次代謝)。精油は植物が生んだ二次代謝産物である。Point
芳香性
精油ビンを開けると強い香りが広がるが、このように芳しい香りを放つ性質のことを芳香性という。
精油はその種類によってさまざまな芳香性をもつ成分から構成されるため、精油ごとに特有の香りが存在する。
揮発性
空気中に放置した精油が気体に変化する性質を揮発性という。
親油性・脂溶性
水よりも軽い精油は水やお湯に落とすとその表面上で薄い膜のように広がるが、植物油などにはよく溶ける。このように水には溶けにくいが、油脂にはよく溶ける性質のことを親油性・脂溶性という。
引火性
気体となって(揮発して)空気と混ざり合った精油が、火や熱に触れると燃え出す性質のことを引火性という。
火を扱うキッチンなどで精油を使用するときは注意する。
香り成分の働き
誘因効果
植物が受粉をしたり、種子を遠くまで運ばせたりするため、昆虫などの生物を引き寄せる効果。
忌避効果
植物が昆虫などの生物を遠ざけ、摂食されることを防ぐ効果。
抗真菌・抗菌効果
カビや酵母などの真菌や細菌類が、植物に発生・繁殖するのを防ぐ効果。
精油の作用
心身への作用
強壮作用
身体を活性化したり、強くしたりする作用。
去痰作用
痰を切り、痰を排出しやすくする作用。
消化促進・食欲増進作用
胃腸の働きを活発にして消化を促進したり、食欲を増進させたりする作用。
鎮静作用
神経系の働きを鎮めて、心身の働きをリラックスさせる作用。
鎮痛作用
身体の痛みを和らげる作用。
ホルモン調節作用
ホルモンのバランスを整える作用。
免疫賦活作用
免疫の働きを強めて、活性化する作用。
利尿作用
尿の排泄を促進する作用。
皮膚への作用
収れん作用
皮膚を引き締める作用。
保湿作用
皮膚の潤いを保って乾燥を防ぐ作用。
細菌やウイルス、虫に対する作用
抗ウイルス作用
ウイルスの増殖を抑える作用。
抗菌作用
細菌の増殖を抑える作用。
抗真菌作用
真菌(カビや酵母など)の増殖を抑える作用。
殺菌作用
主に人体にとって有害な、細菌などの病原体を殺す作用。
虫よけ作用
虫を寄せ付けない作用。





